さて解体も終わり次の網へ。

とりあえず目標もクリアして一安心です。最後の最後で見ることが出来てよかったぁ。

解体も疲れた。1時間近くかかりましたよ(汗)

あとはゆっくりさせてもらいます。

さあ、どんな魚が獲れてるかなぁ、と網の中を覗き込むとそこには・・・

big mola21.jpg

・・・も・もしかして!?

big mola22.jpg

また出やがったぁ〜(涙)

そう、またも巨大マンボウの登場!!

しかも2匹!!

big mola23.jpg
・・・でかい。ただそれだけ。


遠くから見るとその大きさがよく分かりますね。

この2匹とも2m後半から3mクラスの大物でした。

漁獲量が少なくて見れるかどうか心配していましたが、そんな心配もなんのその。

結局、3匹の巨大マンボウに出会うことが出来ました。

この後はもちろん解体。

今日は本当にマンボウが大漁でした。

3匹もサンプルが獲れれば大大大成功です。

しかし、1匹の解体でぐったりなのにあと2匹も・・・(涙)

本当に疲れました。

漁師さんのほうが疲れたでしょうけどね。

余談ですが(余談ばっかり)、

これ等大型マンボウ3匹は全て雌でそれぞれ同じ大きさ(3kgクラス)の卵巣を保有していました。

前回の巨大マンボウ3匹のうち1匹は雌。残り二匹は不明でした(そこまで調べることができませんでした)。


big mola24.jpg big mola25.jpg

折り重なる巨大マンボウ2匹

並ぶ巨大マンボウと1mマンボウ


もしかしてこの辺に出現する巨大マンボウは雌のみ??

それとも雄はこれほど大きくならないの?巨大になるのは雌のみ?

巨大マンボウ・・・謎は深まるばかりです。

そして・・・やっぱり私にはマンボウ運があった!

うん、あった。

前回調べることが出来なかったことも調べることが出来た。
miyagi sea.jpg


写真もたくさん撮った。

本当に楽しかった・・・。

でもどれもこれも全て須田さんや漁師さん達のおかげです。

この旅も人の親切に頼りっぱなしだなあ。

そんなことをボーッと考えていると船はいつの間にか港に到着。

私たちのマンボウの旅もこれで終わり(まだ帰りがあるけどね)。

もう、もうさすがに巨大マンボウに会うことはないでしょう。

これで見納めだと思うとあの3匹の疲れた解体もいい思い出。

今度はダイビングで泳いでる巨大マンボウを見てみたいなあ。
gyosen10.jpg gyosen11.jpg

ありがとうございます!漁師さん

さよなら・・・漁師さん(涙)


エピローグ

このあと、私たちは片づけをして午後からは広島へ向かって帰りました。

聞くところによると名古屋、東京を通るから時間がかかるのだ、と。

というわけで帰りは日本海側を通って帰ることに。

これが空いててスイスイ進む。行きも日本海側を通ればよかったなあ、と3人で話をしました。

結局疲れて寝てたりしたので広島まで24時間かかりましたけどね(笑)

広島でヨシタを降ろして、シンイチと私も広島で先輩の家に一泊。

さすがにこの日に大分まで帰る気はしなかったなあ。

そして8月13日、午後7時。無事に大分に到着。

二人ともぐったりでしたが、お盆ということで二人ともそのまま実家に帰りました。

こうして私たち3人の6日間に亘るマンボウツアーは終了。

今回も巨大マンボウに会うことが出来て大成功でした。

しかし、調べれば調べるほど謎は解決するどころか深まるばかり。

実は私の研究結果ではあの巨大マンボウと小型マンボウは・・・・・ではないかという事実にたどり着いたのです。

・・・・・の部分はまだ内緒。今はまだ言えません(言ってるようなものかな?)。

その事実はヨシタが、そして世界のマンボウ研究者が明らかにしてくれるでしょう。

私も出来る限りのことは手伝ってまだまだマンボウを追いかけて行きたいと(生きたい)と思います。

それでは、Sさん、その家族の皆さん、お姉さん、龍丸の漁師さん、K先生、ヨシタ、シンイチ、そしてこの旅に関わったすべての皆さん、本当にどうもありがとうございました。

おかげで一生の思い出に残る旅が出来ました。みなさんのおかげです。

そしてこのつたない文章に最後まで付き合って下さった読者のみなさん、どうもありがとうございました。

まだまだマンボウの話はありますのでたまには遊びに来てやって下さい。

それではまた掲示板でお話しましょう!感想聞かせて下さいね。

ではでは。

big mola23.jpg しかし、大きかったなぁ。。。

マンボウ日記TOPへ TOPページへ