このコーナーでは我々の先祖とマンボウの関わりについて少しですがご紹介したいと思います。 出典古文献
マンボウについて記載された文献が(山下氏が調べただけでも)1469年からあります。上記に載せていない文献も含めると全部で40ほどありました。それも料理・小説・薬・図鑑と様々なジャンルでマンボウが紹介されているようです。日本人とマンボウはかなり昔から関わりがあったようですね。 料理に関しては(文献の内容を見たわけではないので詳しくはわかりませんが)1643年にはもうマンボウ料理が存在していた可能性が!現在でさえ「マンボウを食べる」ことを知らない人が多い中)、350年以上も昔からマンボウが食べられていた可能性があるとは・・・。 さて、文献の名前だけ見たって面白くないでしょう。海乃幸(勝 竜水)に記載されたマンボウの図をご覧下さい。
・・・う〜む、気持ち悪い。もう少し可愛く描けないものだろうか?別に可愛く描けってって言ってるんじゃないけど実物と全然違うじゃないですか(苦笑)。マンボウってこういう形(右の写真参照)をしているんだけどなぁ。とりあえず、私から言えることはあんなギザギザの歯はしていません!鰭(ヒレ)の形もエラの位置も違う気が・・・。 実際にマンボウがこのような顔をしていたら、今頃水族館では展示されてないだろうし、こんなに人気も出なかったでしょうね(笑)・・・もしかしたら実物を見ながら描いたのではなく、覚えていたイメージで後から描いたのかもしれませんね。なかなかマンボウに遭遇することもないでしょうし。 さらにうききさんのHPの松浦静山『甲子夜話』によると、あの水戸黄門さま、水戸光圀もマンボウ大好きで、夏はお国で獲れたマンボウを江戸への献上品に添えて贈ったらしい、と書かれていました。なんとあの水戸黄門までマンボウ好きだったとは・・・。これはドラマで是非、黄門様がマンボウを食べてるシーンを見たいですね。 いかがでしたか?マンボウは500年以上も昔から本に登場し、色々なことに利用されていたようです。そして昔の人達のマンボウ絵、怪物のようでしたね。昔から日本人とマンボウの関係は続いており、それは現代にも引き継がれています。そしてこれは未来へと引き継いでいかなければならないものでしょう。これから1000年、2000年と続くことを願って!それではまた。 |