
マンボウはフグやハリセンボンの仲間(同じフグ目)です。マンボウの他にマンボウ科の仲間としてヤリマンボウ・クサビフグ・ゴウシュウマンボウがいます。ちなみにトンガリヤリマンボウ
Masturus oxyuropterus (Bleeker, 1873)はヤリマンボウと同じ種と考えられている説があり、本当にヤリマンボウ属には2種いるのかはっきりとしていません。
マンボウと同じマンボウ属であるゴウシュウマンボウは南太平洋に生息しています。ヤリマンボウはマンボウと外見はあまり変わらないのですが、舵鰭(かじびれ)の中央の先端がヤリのように尖っているので、それでマンボウと区別できます。注・・・舵鰭とはマンボウのからだの後部にある鰭のことです。これは尾鰭ではありません。
現在のところ、マンボウ科魚類はこの3属5種のみ(ヤリマンボウとトンガリヤリマンボウを別種とすれば)ですが、現在の研究ではマンボウをマンボウとゴウシュウマンボウ以外の別種に分類出来るのではないか、という研究も進んでいるようです。実際に私の研究でもそのような結果が出ました。今まで「マンボウ」として一括りにされていたものを遺伝的・形態学的に解析することで、新たな発見があったのです。新たに数種増える可能性もありますね。
ちなみに大きさ別にマンボウ科魚類の写真を並べてみましたが、本当にこのように成長するのかは解りません。先ほども述べたようにマンボウ科魚類の分類はまだ正確ではありません。例えば、クサビフグの写真を稚魚から成魚まで並べて見ましたが、この稚魚が本当にこの成魚になるのかは不明です。これまでのところクサビフグ属にはクサビフグの1種しか報告がないのでそれを信頼した場合、このような成長を遂げるであろう、ということです。遺伝的に調査をすれば別種である可能性を否定できません。まだまだマンボウ科魚類の分類は曖昧のまま。今後の研究に期待です。
フグ目 |
マンボウ科 |
マンボウ属 |
マンボウ Mola mola (Linnaeus, 1758) |
ウシマンボウ Mola ???? (新たに追加されました:2010年) |
ゴウシュウマンボウ Mola ramsayi (Giglioli, 1883) |
ヤリマンボウ属 |
ヤリマンボウ Masturus lanceolatus (Lienard, 1840 |
トンガリヤリマンボウ Masturus oxyuropterus (Bleeker, 1873) |
クサビフグ属 |
クサビフグ Ranzania laevis (Pennant, 1776) |
下記は全て全長で記しています。
マンボウ |
ヤリマンボウ |
クサビフグ |
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クサビフグは最大でも1m程のものしか目撃例がない。それ以上成長しない可能性あり。 |
275cm |
195cm |
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情報なし |
130cm |
132cm |
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(方向をそろえる為、ヤリマンボウの写真は反転しています) |
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60cm |
50cm |
60cm |
(方向をそろえる為、クサビフグの写真は反転しています) |
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情報なし |
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30cm |
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25cm |
(方向をそろえる為、マンボウの写真は反転しています) |
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情報なし |
12cm |
6cm |
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3.5mm
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(おそらく)3〜5cm
「真人屋 本店」さまより |
(おそらく)0.5〜2cm |
情報なし |
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0.2cm |
0.2〜0.3cm |
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